添乗員日記
diary
三陸復興応援ツアー 3日間【ツアー日:2021/3】
いつもご参加いただき有難うございます!北田同様、皆さん!大木も生きてますよー!
3月某日に2泊3日で、私自身初めての三陸・宮城県と岩手県に行って参りました。今回は「三陸をめぐる“絆”ツアー」ということで、普段の楽しいツアーとは違ったものでした。震災から10年が経った被災地を改めて目で見て感じていたくツアーとして始まりました。
初日は、3時間の新幹線での移動を経て、花巻からスタートしました。宮沢賢治の著書である「注文の多い料理店」でも出てくる山猫軒でお食事をいただきまして、近くの宮沢賢治博物館での見学をしました。その後、遠野にある伝承園で昔ながらの生活様式をご覧いただきまして、本日のお宿である三陸ホテルはまぎくさんで宿泊をしました。浪板海岸のすぐそばにあるのでロビーから観える海は絶景で、海の幸をこれでもかという程たくさんご提供いだき三陸のおもてなしを感じる一日の締めくくりでした。
山猫軒と大木
宮沢賢治博物館と可愛い猫のキャラクター
茅葺の屋根で歴史ある伝承園
2日目は、ホテルを出発しまして、リアス式海岸沿いを走る三陸鉄道リアス線で釜石を目指して走りました。車窓から見える海の景色やレトロな雰囲気を残す車窓は、乗っているだけで旅を楽しめるものでした。釜石へ到着してからバスに乗り換え、陸前高田市にある東日本大震災津波伝承館へ。バスの車窓の景色もスーパー堤防に加え更地といった景色で、瓦礫こそはほとんどありませんでしたが、その寂しい景色を観ていると当時のことを思い起こさせるものでした。東日本大震災津波伝承館では、ガイドの解説のもと当時の様子をビデオ鑑賞で振り返り、展示物や歴史などを見て回りました。外に出ると奇跡の一本松が力強く立っており、堤防の向こうには新たに養殖している松たちがあり、数年後にこの松たちが陸前高田の地を緑ある街にしてくれればと感じました。
次には気仙沼シャークミュージアムへ。ここでは気仙沼に馴染みあるサメや製氷技術を生かして魚たちを氷漬けにした氷の博物館とバラエティ豊かな場所で面白かったです。この日の宿泊は、ホテル観洋で泊まりました。海の観えるお部屋に美味しい海の幸を堪能して温泉とこの日の疲れを洗い流してくれるお宿でした。最終日は、南三陸町の語り部ガイドさんから当時の話やこの計系を生かして私たち自身も震災というものを考えるように訴えかけるお話でした。最後防災庁舎に立ち寄り、献花を供えて黙とうをしました。
このツアー最後は、日本三景の一つである松島です。海から観える島々は日本三景に納得の景色であり、お買い物も皆さん楽しまれており良い締めくくりとなりました。
お願いことをしてきました!
ビデオで昔の暮らしを観てます
はまぎくの豪勢な夕食♪
三陸鉄道に皆さん釘付け!
黄昏てみました。
震災の爪痕がまだ残っています。
津波でこれが流れてきた...恐ろしいです。
-20度で氷漬けの魚
氷のマスコットと北田
献花と黙とうをして参りました
日本三景・松島!
瑞巌寺とひょっこり北田
3日間お天気にも恵まれ、旅行が出来ない中でのツアーでしたが、添乗することで改めて観光の素晴らしいさ、楽しさということを実感できました。また震災地を実際に観て、聞くことでその理解というのは雲泥の差だと思いました。これを風化させるのでなく、伝えることが我々のできる三陸への貢献であると思います。また三陸のおもてなし精神・海の広がる景色と素晴らしい場所が三陸には沢山あります。ぜひ皆さんも一度足を運んでいただきたいです。ご参加いただきお客様ありがとうございました。